肺がんステージ3A闘病記録 その504・検査入院

生活

2024/8/1:木曜日 闘病506日目、退院161日目、はれ
数日の間に何となくメンタルの調整ができた・・・ように感じつつも、いざ当日となると不安がよぎらないわけがない。
今日はある意味決戦でもあると思ったのだ。

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初体験

タクシーに揺られながらどんな風になるか・・・と想像してしまったが意味が無いと、自分で自分に伝えている。あと数時間でその検査が始まるのだから。

以前はコロナのために面会などの規制がつよかったのだが、今はかなり緩和されていてコタも普通に病室まで入ってこれた。
そこでいろいろと説明を受けつつ着替えて検査を待つ。
その過程で点滴の針を入れる。どうやら食事がとれないらしくそのためらしい・・・というか今日まるまる食事がとれないとは聞いてなかった。ちょっと甘く考えていたかもしれないと少し不安になる。

ほどなくして点滴自体も体に搭載!今日の食事の代わりだ。

これで水分と栄養がとれる・・・らしいのだが、万能ではないと言っていたw
今をしのげればそれでいいので、問題ない。こうして検査準備は終わり承諾書なんかも書いて、いざ採検へ。
月曜のエコー検査で大体把握してるそうだがベストを探すとのことで、エコーで確認する時間が非常に長かった。その間、できるだけ動かないようにしてほしいと要望。
しかも呼吸も浅めにしてほしいと。
肝臓という臓器が、肺の動きでずれるようになってるらしく、呼吸すると動くそうなのだ。
その要望にも応えつつ、ベストな採取ポイントを見つけて、いざ採取へ。
まずは麻酔だが、最初だけ痛いといわれた。確かに麻酔の針は痛かった。がその後深いところにも麻酔の針が入ったようなのだが、何も感じず、どうやら痛みは本当にないんだろうと思っていた。

という考えは甘かった。

いざ採取の針を入れるときに、なんと一撃何かを貫通したとき、強い衝撃が走る!痛い!
がその一瞬の後はさほど痛くはないのだが、呼吸がしづらい。
針で肝臓が動きづらくなってるからだろう。針を上手く通すために呼吸も浅めにして、時々呼吸を止めていた。それを繰り返すとすごくつらい。深く呼吸をしたくなるが、それはご法度!
何とか避ける意味で細かく浅く呼吸をするようにした。

が!途中で、採取している担当医が呼吸を普通にというのを言い忘れたのだ。
自分は可能な限り呼吸を耐えたが、辛くて途中で少し深く呼吸しつつ「ちゃんと呼吸していいか行って!!!」と強く伝えた。あなた方が必死なようにこっちも必死だ。何せ針刺さってて、呼吸が上手くできないのだから。
目を閉じ余計なことを感が無いようにしてただただ、呼吸に集中した。
そして何とか3回の採取が完了。これで検査終了となった。

針を抜くのも大事なことらしく、慎重にすこしづつ出血が無いかを確認しながら抜いていた。
そう、今日はこの出血を防ぐために絶対安静とのことだった。
このあと4時間は絶対安静で、そのあとはトイレぐらいは歩いていいとのこと。歩くことも制限するらしい。やはり体に傷をつけると大変なのだなぁと改めて思った。

病室にもどりひたすら眠ることに。
と思ったら、二時間ほどで目が覚めてしまった。理由は排尿。
ただ車いすだったらトイレに行ってもいいといわれていたので、看護師に話すと「ダメです!尿瓶です!」と言われてしまった。
え、それは無理!と思い、医者に言われたと話して、確認してもらうことに。するとやはり車いすでだったらトイレに行ってもいいとのことだった。よかった!助かった。

そして無事にトイレにも行けて、既定の4時間が過ぎてトイレも自力で行けることになった。
ただ、この後もベッドで安静。海外ドラマを見ながら居眠りしてしまった。
いろいろ安心したせいか、今度はかなりの時間寝てしまい。消灯時間に起きてしまって焦った。
急いでいろいろしまってあらためて眠りについた。

なんだかんだで、検査も終わり安心していた。
どうやら採取する行為にかなり不安になっていたようだ。本当はその先も不安なのだがw
とにかく今は体を気遣って休むようにするのだった。

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今までの経過リスト

  • 2023.0315.その2/初回入院。放射線治療開始。ここから30回、平日毎日照射。
  • 2023.0316.その3/パクリタキセル、カルボプラチンの毎週木曜投薬開始。
  • 2023.0322.その9/侍JAPANがベースボールクラシックで優勝。励みになる。
  • 2023.0323.その10/木曜二度目の投薬。睡魔が強いと判明。
  • 2023.0330.その17/木曜3度目の投薬。白血球良好のため一時退院決定。投薬1クール終了。
  • 2023.0331.その18/一時退院。放射線治療のため平日通院へ。
  • 2023.0412.その30/二度目の入院。2サイクル目の投薬のため。
  • 2023.0413.その31/木曜4度目の投薬。2サイクル目開始。
  • 2023.0420.その38/木曜5度目の投薬。
  • 2023.0427.その45/木曜6度目の投薬。2サイクル目終了。
  • 2023.0428.その46/最後の放射線治療で全30回終了。がんの縮小を確認。そして退院。
  • 2023.0510.その58/三度目の入院。イミフィンジ免疫治療、一回目の投薬のため。
  • 2023.0511.その59/イミフィンジ投薬1回目。ここから隔週木曜投薬通院。
  • 2023.0512.その60/大腸の内視鏡検査を実施。大きなポリープ3つほど取る。
  • 2023.0601.その80/イミフィンジ投薬2回目。初めての通院投薬。
  • 2023.0615.その94/イミフィンジ投薬3回目。2回目の通院投薬。
  • 2023.0616.その95/胸の真ん中痛みあり、時間で消える。左よりの痛みも断続であり。
  • 2023.0619.その98/病院へ連絡し木曜に外来診察。
  • 2023.0620.その99/肋骨の裏側の痛みに気づく。肺なのか?これも木曜確認。
  • 2023.0622.その101/心臓、膵炎問題なし!肋間神経痛が濃厚。薬で対処。
  • 2023.0628.その107/神経痛の痛みがほぼない。みぞおち付近押すと痛い程度。
  • 2023.0629.その108/イミフィンジ投薬4回目。神経痛も緩和され無事続行。
  • 2023.0714.その122/イミフィンジ投薬5回目。CTで患部の縮小、経過良好を確認。
  • 2023.0719.その128/肋間神経痛の痛みが左下の方へ強めに出ている。観察続行
  • 2023.0720.その129/咳が増加。深く呼吸すると右肺が締め付けられる感じが強くなる。
  • 2023.0721.その130/肺炎のためイミフィンジ投薬中止。回復次第再開予定。
  • 2023.0802.その142/ステロイドの影響で首下に湿疹が。
  • 2023.0810.その150/毎週通院でステロイド調整を了承される。
  • 2023.0817.その157/皮膚湿疹のために皮膚科にも通院することに。
  • 2023.0824.その164/ステロイドが10mgに。二週間観察後化学療法検討に入る。
  • 2023.0908.その178/来週から化学療法再開予定。ステロイドは量を調整しつつ続ける。
  • 2023.0915.その185/肺炎も落ち着き、イミフィンジの投薬再開
  • 2023.0929.その200/アミラーゼの数値が高くなり膵臓の不調を疑う。投薬中止、消化器内科へ
  • 2023.1010.その211/アミラーゼは肺がんからも出るS1とのこと。化学療法続行決定。
  • 2023.1012.その213/投薬再開!しかし中性脂肪警告。経過観察することに。
  • 2023.1124.その254/投薬後微熱!過去に無いので注意することに。
  • 2023.1207.その266/ステロイドを再度飲むことに。腰の痛みも予後観察。
  • 2023.1214.その272/腰が痛く急遽病院へ。痛み止めで二週間は様子見。
  • 2023.1221.その280/新たな影があることを告げられる。年始最初の検査まで様子見。
  • 2024.0106.その296/右のどシコリ発見と太もも痛み未解決。次回診察で明らかになる予定。
  • 2024.0112.その302/がん再発を告げられる。セカンドオピニオンを検討することになる。
  • 2024.0115.その305/セカンドオピニオン連絡開始。国立がんセンターには電話がつながらず
  • 2024.0118.その308/セカンドオピニオン日程決まる。翌週月曜向かうことに!
  • 2024.0118.その312/セカンドオピニオン当日。1時間にわたる充実の会話。結果、今の病院での治療継続を勧められる。
  • 2024.0126.その316/今まで通りの病院で治療継続。三週間後に検査して確認することに。
  • 2024.0209.その330/次回入院日が決定来週金曜に。予定よりも喉のガンが大きくなったため。
  • 2024.0215.その336/退院期間276日。退院の一区切り。明日から入院。
  • 2024.0216.その337/入院1日目。新しい治療のため四度目の入院。
  • 2024.0217.その338/入院2日目。抗がん剤タグリッソEGFR服用開始。
  • 2024.0221.その342/入院6日目、退院1日目。この日で退院。今後は自分で抗がん剤を飲んでいくことに。
  • 2024.0305.その354/退院13日目。退院後初の診察。順調で次は4月に診察。
  • 2024.0313.その363/退院22日目。頭痛と発熱。痛み止めで様子見。
  • 2024.0403.その384/退院43日目。一カ月健診。CT結果からも良好。ただ血液で一つ数値あがってはいるのがあり、それだけが懸念。
  • 2024.0403.その454/退院111日目。発熱を繰り返すため病院へ。間質性肺炎と診断。タグリッソ服用を停止することになる。
  • 2024.0710.その482/退院139日目。大腸検査。ポリープなし。検査結果は後日。
  • 2024.0711.その483/退院140日目。肺炎良好のためタグリッソを40mgで再開。ただCT撮影で肝臓に影が見つかる。後日診察相談。
  • 2024.0725.その497/退院154日目。肝臓の影の確認のため翌週月曜にエコー検査をすることに。
  • 2024.0729.その501/退院158日目。エコー検査の結果ガンと判定。由来を調べるために採検入院することになる。
  • 2024.0801.その504/退院161日目。針による腫瘍採取のため今日入院。明日には退院予定。